08/24 93歳の元兵士が語るノモンハン事件 伊勢崎北九条の会が学習会

 昨年11月に発足した伊勢崎北九条の会は22日、同市鹿島町中下区民会館で第2回学習会「遥かなるノモンハン」を開催し、50人が参加しました。
 ノモンハン事件は1939年5月から5ヵ月間の日本軍と旧ソ連軍との国境線をめぐるたたかい。同市在住の宮崎貞作さん(93)は地形や敵陣の位置などの情報を集め大砲部隊の砲兵に攻撃目標を知らせる情報連隊に所属していました。旧ソ連軍の大砲の威力や戦術の違いなど当時の様子を直立したまま追想するように目をつぶり、克明に語りました。
 また、71年前に弾丸を受けた時の破片が今でも頭から出ることや伝えられている戦史が事実ではないと話し「戦争というのはめちゃくちゃなもの」と語りました。同氏が「従軍記」としてまとめた資料なども配布されました。
 菊地捷輔事務局長は「東京からも資料を送ってほしいと連絡があるなど関心の高さを感じている。貴重な話を大勢で聞けてよかった」と話していました。
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